自己紹介

2021年3月30日に”はてなブログ”を開設しました。IDの手続きだけと思っていましたがよくわからないままにこのプロフィール画面が出てきました。専門商社に勤めており10年以上の海外駐在も経験してきましたが高齢の両親のために実家に近い小規模の会社に転職しました。貿易実務ができるためその会社が長い間考えていた海外からの製品を商社を通さず直接に製造から輸入までの開発を私一人に任されました。その製品は既に外国の商社に委託し輸入していた関係上図面も製造の専門の技術者もその商社任せで寸法のないレイアウト図と現物があるだけ複数のアイテムもカタログがあるだけでした。日本の製造工場で造るとコスト的に採算が合わないため既に海外の日本語ができる商社から仕入れていましたがその工場が大手製造メーカーに吸収され会社の方針に合わない部門は閉鎖され供給できなくなりました。偶々私が営業職として採用されたのですが私一人で海外担当も兼務させられました。海外企業のホームページも現在の様に検索数が多くなく本来の営業の傍らパソコンを相手にインターネット検索をしました。ホームページの出来栄えの良し悪しに係わらず会社の規模や能力を判断するのは難問でした。オファーするための寸法入りの図面を作成したりカタログの写真をPDFで写真を作ったりしました。またニッチな仕事と要外国語なのでまわりの同僚からは仕事柄協力してもらうことは不可能でした。適当と思われる現地製造メーカーを10社位選定し現地に赴き一日に3から4社くらいのハードな日程で工場を視察し見積をお願いしました。それらの製品は中国の広東省江蘇省浙江省が最適と解りました。自動車産業のための材料が現地で原料から製品されていたためです。ベトナムやフィリピン、インド等もインターネットで探しましたが当時中国のような工業化はされておらずメールでのやり取りで終始しました。当然欧米諸国も調査しましたが結局はコスト高或いは工場ではなくブローカーでした。なお、ゼロからの開始で調査、オファー、見積確認、工場視察、注文、輸入まで約半年を費やしましたが100%成功しました。なお、供給もれが起こらないように2社ほど確保しなければならずそれも並行しておこないました。開発費も含んで日本製造の十分の一のコストでした。これらは軽工業製品ですがその他として生き物のサプライヤーを探索して現地視察と価格のネゴ等での発注、輸入、通関、配送。その他大小諸々の実務を実際に自分で行ってきました。例えば日本の中古漁船の輸出では先ず中古漁船の競売での入札或いは売り出している持ち主から直接購入する。中古車の輸出とは違い中古漁船の船主が抱えている負債が当該船を担保にしたものかどうか?漁船の漁撈機器がリース契約を結んでいるか?その他根抵当が設定されているのか?殆どが農林中央金庫よりの借入金で船を購入している。係留料金の長期不払い。その他諸々の問題を解決しなければならない。輸出する際の漁撈機器撤去(漁船として輸出出来ない法律)工事をしてくれる業者とドッグの選定。輸出時の船を目的地まで運ぶための船長機関長の求人。中古漁船の持ち主の名義変更、輸出申請等の地元の海事事務所、国土交通省経済産業省水産庁への書類作成及び輸出に係わるインボイス、パッキングリスト(船には何千という部品が付属しているのでそれら全てを英語で書き込む)の作成。中古漁船の輸出が煩雑で時間がかかりました。以上私の自己紹介をさせて戴きました。これらの実務経験を活かして個人輸入のお手伝いが出来ればと考えております。